ダブルコートの犬は剃ってはいけないの？

ダブルコートの犬は剃ってはいけない

暑い季節になると、犬にサマーカットをする飼い主がたくさんいます。

しかし、シェパード、ハスキー、レトリバーなどのダブルコートの犬種は、サマーカットを実はしないほうがいいのです。

ここではダブルコートの犬種になぜサマーカットをしないほうがいいのかを解説していきます。

ダブルコートって何？

まず、ダブルコートとはどんな毛のことを言うのかを少し説明します。

犬の毛の質や仕組みにはたくさんの種類があります。

その中でも主に、ダブルコートとシングルコートに分けられます。

ダブルコートの犬は少し硬めのオーバーコート（上毛）と、その下の柔らかいアンダーコート（下毛）の２層の毛があります。

ダブルコートは通気性がいい！

ダブルコートは２層の毛があることから、熱中症の心配をし、毛を剃る人がたくさんいます。

しかし、ダブルコートの犬を剃ると逆に暑くなり、熱中症のリスクが高くなってしまいます。

ダブルコートの犬の毛は密集していますが、通気性がいい仕組みとなっています。

なのにその毛を剃ってしまうと、この機能を失い、通気性が悪くなってしまいます。

そのため、熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクも高くなってしまうのです。

さらに、皮膚に直接日光が当たり、犬の体温も上がりやすくなってしまいます。

ダブルコートは同じようには生えてこない

ダブルコートを一度剃ってしまうと、同じように生えてこない危険性があります。

毛質が変わってしまう可能性があるだけではなく、ダブルコートの仕組みを失ってしまう場合もあります。

そのため、ダブルコートの毛を剃るのには利点よりもリスクのほうが大きいとわかってもらえると思います。

ダブルコートを剃る危険性について、少しは知ってもらうことができたでしょうか？

ダブルコートは実は見た目以上に複雑な仕組みになっており、そのままにしておくのがベストです。

犬の暑さ対策は毛を剃るのとは別の方法で行うのが大切です。

この記事を書いた人：あーちゃん