犬のヘルニアについて

犬のヘルニアについて
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突然、歩き方がおかしい、座ったまま動けない、抱っこすると“キャイン”と悲鳴をあげるなどヘルニアの症状が出た時、動揺してどうしていいか分からなくなります。

犬は人間の言葉を話せないので、私達飼い主が早めに気づいてあげる事が大切です。

突然愛犬がヘルニアに

我が家では3匹ミニチュアダックスを飼っています。

ミニチュアダックスはヘルニアになりやすい犬種で、飼った日からフローリングにはマットを敷き、段差を無くし、ソファーにはスロープ以外から登れないようにしたりと、色々気をつけていました。

しかし、いくら気をつけていてもメスの1匹が2歳を超えた頃、庭で遊んでいると突然キャインと鳴き、腰が落ち動けなくなってしまいました。

前に、『ヘルニアの場合すぐにステロイド剤を打つなどしないといけないし、時間との勝負よ。』とお友達の犬仲間に聞いていたので、急いでいつも通っている病院に電話をし、救急で診てもらうと…

ヘルニアのグレード4から5の間。

このままではもう歩ける事は無いと言われ、すぐに手術しないといけないと言われました。

指定された病院にMRIを取りに行き、その日の夜に手術する事になりました。

術後の経過

手術が終わると説明があり、1週間の入院が必要と言われました。

しかし、そこで“手術は成功しましたが、歩けるようになるかはグレードが高いので何とも言えません。“と言われ、遊ぶことが大好きな子なので歩けなくなったら可愛そう、絶対に歩けるようになるよう私も諦めず一緒に頑張ろう!と思いました。

1週間、毎日点滴治療、薬の投与、酸素カプセル(傷口の治りを良くする)、赤外線治療(中から温める理療)を行い、退院。

まだ後ろ足は両方動かずオムツをした状態でした。

退院してから

退院してからも、酸素カプセルと赤外線治療にほぼ毎日通い、家でも1日2回の両足50回ずつの屈伸運動を行い、病院と家でのリハビリをしました。

愛犬も応えるように嫌がらず、毎日頑張ってくれました。

手術から1ヶ月が経とうとした頃、主人が仕事から帰って来ると、それまで全く動かなかった尻尾が少し動きはじめました。

そして、その日から日に日に尻尾が動くようになり、1ヶ月半が過ぎる頃にはフラフラながらもゆっくり立ち上がり、少しずつ歩けるようになりました。

コルセットとリハビリ

抜糸も終わり、少しずつ歩けるようになると、体にあまり負担をかけないように体に合わせたコルセットを作り、つける事になりました。

コルセットをつける事により、フラつきも少し安定し、家での屈伸リハビリも体が安定されるので楽になりました。

病院でのリハビリも、酸素カプセルと赤外線治療の他に水中トレッドミル(水中歩行運動)もするようになり、少しフラつく時もあるものの、どんどん歩けるようになりました。

半年後…

半年を過ぎると走れるようになるまで回復し、リハビリも週2、3回になりました。

元々遊ぶことが3匹の中で一番好きで、追いかけっこなどは自ら他の子に誘いをかけて走り回る子なので、お庭で他の子達とまた遊べるようになった日は、すごく嬉しそうに走っていました。

主治医の先生からは『正直、グレードが高かったのでここまで回復してくれるのは奇跡に近いけど、飼い主さんの諦めない心がワンちゃんにも伝わって応えてくれたんだね。ここまでグレードが高いと途中で諦めちゃう飼い主さんも多いんだよ。“と言われました。

正直、何度もくじけそうになる時や心が折れそうな時もありましたが、全く嫌がらずに一生懸命頑張ってくれる愛犬に逆に励まされ一緒に頑張ることができました。

この記事を書いた人:  あじゃママ

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