猫に血液型はある？

3種類ある

猫も人間のように、血液型があるのをご存じでしょうか。

しかし、人間の血液型とは異なり、猫の血液型はA型、B型、AB型の3つのみで、O型は存在しません。

今回は猫の血液型について紹介します。

猫の血液型の種類

A型: 猫の中で最も一般的な血液型で、日本では95％がA型です。

B型: 5％の猫が該当します。主に東洋種や特定の品種（スコティッシュフォールド、ブリティッシュショートヘア、デボンレックスなど）で比較的多いです。

AB型: 1％未満のめずらしい血液型で、A型とB型の両方の抗原を持っています。

血液型と猫の健康

猫の血液型は、主に輸血や出産時に重要となります。

例えば、A型の仔猫がB型の猫の初乳を飲むと、赤血球が破壊され亡くなることがあります。

B型の血液がA型の血液を攻撃してしまうためです。

これを「新生猫溶血現象」といいます。

血液型の異なる血液を混ぜ合わせると、お互いの赤血球が攻撃し合うといわれています。

また、猫が貧血やケガをした際に輸血が必要になる場合があります。

輸血は、同じ血液型のドナーから採血する必要があります。

同じ血液型同士でも、人間から猫への輸血はできません。

ちなみに、人間は、血液型で性格に違いがあると言われています。

ですが、猫は血液型で性格が変わることはありません。

世界中の猫のほとんどがA型ですが、性格は様々だからです。

輸血や出産、万一のために愛猫の血液型を調べたいという方は、動物病院に問い合わせしてみて下さい。

検査キットを取り扱っている病院なら、10分程度で出来るようです。

この記事を書いた人：倉田麻依