
みなさん、こんにちは!ひこすけです。
実家の近所で地域猫が出産、数年ほど何人かで世話をしています。
そのとき、すごく不思議に思ったことがあります。
それは、仔猫たちの毛柄のパターン。
白いオス猫と灰色のメス猫のカップルから、
白い子、白い子、白い子…と続いて、最後の1匹だけが真っ黒!
「えっ、なんで!?」と驚いたことを覚えています。
それにしても、なんで1匹だけ黒猫ちゃんだったのでしょう。
猫の兄弟姉妹は二卵性双生児!?

人間の一卵性双生児の場合、兄弟姉妹の見た目はすごく似ています。
一方、二卵性双生児だと、それほど似ていません。
調べてみたところ、猫の場合は、人間でいう「二卵性双生児」に近いそうです。
双子だけどあまり似てない、というパターンなんですね。
この場合、それぞれが別々の卵子と精子から生まれます。
そのため、受け継ぐ遺伝子の組み合わせがまったく違うんです。
だから、猫の子供が、白、白、白、黒であっても、不思議ではないんですね。
白、白、白、黒の、猫の遺伝子情報

具体的にどういうことなのでしょうか。
例えば、母猫に、卵子Aと卵子Bがあるとします。
父猫にも、精子Aと精子Bがあります。
それぞれ詰まっている遺伝子情報は全く別。
人間以上に遺伝子情報が多様ということでしょうか。
猫の毛柄を決める遺伝子は100個以上で、さらにそれらが複雑に組み合わされます。
その結果、白、黒、茶トラ、三毛、ハチワレと、「個性」を得るというわけ。
面白いですね!
白猫から黒猫が生まれる理由

特に黒い毛色の遺伝子は特殊で、
白や灰色の親猫からも受け継がれる可能性があるそうです。
しかも、黒の毛柄は、親猫が持っている「隠れた遺伝子」。
それが、次の世代で現れることもあるというわけです。
同じお母さん猫から生まれても、1匹だけ全然違う毛柄の猫ちゃんが混じるのも、こういう理由なんですね。
あの黒猫ちゃんは、特別な遺伝子の組み合わせを受け継いだラッキーな子なのかも。
この文章を書いた人:ひこすけ
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