ミミィのパパがやってきた? 《軽井沢Kazusaの森から 10》

Kazusaの森の恋の季節に現れたのは?

ミミィのパパがだれか、なぞのまま、またKazusaの森のニホンリスたちに恋の季節がやってきました。

そう、あれはまだメロウがこの森の主だったころのことです。

朝になると、あっちからもこっちからも、見たこともない男の子が、このKazusaの森を目ざして元気よく枝を渡ってやっきては、メロウやミミィの周りをウロウロするようになっていました。

バルコニーの真ん中に生えているナラの木でも、食事中のメロウに近づこうと、男の子がソロリソロリと木の幹を伝って下りてきています。

どれどれ、どんな男の子だろう。

そう思いながらカメラのレンズの中をのぞいてみると、あれれ……、なんと、鼻の頭に白い模様がついているではありませんか。

これはちょっと目を離せなくなりました。

鼻の白いイケメン君

次の日も、そして次の日も、その鼻の白い男の子はやってきました。

最初はちょっと離れたところをウロウロしていたのですが、慣れてきたのでしょうか。

少しずつ距離が縮まってきました。

そのうち、メロウやミミィが好んでやってくる給餌台や水飲み場にも近づいてきました。

この至近距離ならば、どんな男の子かじっくり観察できるかも……。

期待に胸をときめかせてカメラのレンズをのぞいてみると、まあ、なかなかのイケメン君ではありませんか。

君の名はハク

毎日毎日、写真を撮るたびに、わたしは彼に問いかけました。

「ひょっとして、君はミミィのパパ?」

もちろん答えはありません。

でも、どこからか、そうだよ、彼がミミィのパパだよ、という声が聞こえてきます(!?)。

だって、鼻の白い模様が何よりの証拠なんですから……。

わたしは彼に「ハク」という名前をつけることに決めました。

鼻の白い模様の「白=ハク」がこの名前の由来です。

そうして、ハクはわがKazusaの森の常連さんとして認められることになったのです。

この記事を書いた人: Kazusa