イスタンブールで猫の保護活動【その6】

イスタンブールで猫の保護活動【その6】
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こんにちは、Mikutkuです!

カーウェとレンクリに続き、新たに1匹の子猫スフルを保護した時のことを、今回はお話します。

ご近所さんが救った子猫

 

ある休日の夜、家で夫とのんびり映画を見ていた時のこと。

突然近所に住む男の子がやってきて、子猫を保護して欲しいと言うのです。

話を聞くと、車の通りが多い道路脇で子猫が怯えていたのを見かけ、居ても立ってもいられずその子猫連れて帰ってきたのだとか。

しかし、親が猫嫌いで飼うことができないため、私たちに保護してくれないかとお願いをしにきたとのことでした。

私たちはもちろん保護を許可し、すぐに子猫を引き取り「スフル」と名付けました。

病気持ちのスフル

その日はすでに夜遅く、動物病院は閉まっていたため、自宅で簡単に健康チェック。

すると、スフルは病気を持っていることが発覚しました。

まず顕著に表れていたのが、一般的に猫カビと呼ばれる「皮膚糸状菌症」です。

皮膚糸状菌症とは

感染型皮膚病で、円形脱毛・フケの発生・カサブタができる、といった症状が出ます。

猫だけではなく人間にも感染する病気です。

次に寄生虫による「トキソカラ症」です。

トキソカラ症とは

多数の成虫が寄生している場合は、下痢や便秘、嘔吐、食欲不振などの症状が現れます。

スフルの場合は頭からお尻まで全身に猫カビの症状が現れている状態。

なおかつ腹部が膨れていたため、寄生虫も多数発生しているものとみられました。

治療にフルコミット

2種類の感染症のあるスフルの治療期間は、毎日常にスフルにつきっきりでした。

次回は、猫カビと寄生虫感染の治療に関してお話させていただきます。

この記事を書いた人:Mikutku

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