パンダを中国に返還するのはなぜ?

パンダを中国に返還するのはなぜ?
\ この記事は約 3 分で読めます /

こんにちは!ひこすけです。
最近、日本各地の動物園にいるパンダが
中国に返還されることが話題になっています。
ところで、どうしてパンダは動物園への
「貸与」という形がとられているのでしょうか?
気になったことを調べてみました!

パンダは絶滅危惧種

実はパンダは絶滅の恐れがあると言われています。
そのためワシントン条約により、商業目的で国際的に取引することは禁止。
パンダの生息地である中国もこの条約に加盟していることから
「販売」でも「贈与」でもなく「貸与」という形がとられているとのこと。
贈与の目的も明確で、繁殖や研究のためとされています。
貸与のためレンタル料も発生していますが、
それ以上の経済効果があるので余裕で回収できているそうですよ。
さすが!パンダの威力は絶大ですね!

日本で生まれたパンダも返還

日本でパンダが生まれることがありますが、
そのまま日本にいられるわけではありません。
貸与の目的のひとつが繁殖なので、
最終的に中国に返す決まりになっています。
それがいつなのかというと、平均すると2歳。
意外と早い段階でパンダは中国に返還されるのですね…。
ただ、中国にはパンダにとって快適な施設が多いそうなので、
パンダにとっては悪い話ではないようです。

友好の印としてパンダ

日本人にとってパンダが身近な存在となったのは
さかのぼること1972年10月。
カンカンとランランが日本にやってきたことがきっかけです。
私は残念ながらまだ生まれていませんが
当時の大フィーバーの話はいろんなところで聞きました。
この時期の日中関係はすごくよかったとのこと。
日中友好のシンボルとしてもパンダは大きな役割を担っていたとか。
今回のパンダ返還、日中関係のひずみと関係しているのかな。

この文章を書いた人:ひこすけ

page top