父亡き後、あんなにお利口だった猫さんが問題行動を起こすように。
猫飼育歴の長い私がどんな方法で問題を解決したのか記事にしてみました。
父の愛猫たまちゃんが問題行動をおこすように
元気になった「たまちゃん」ですが、なんだか様子がおかしい。
執拗に家族を追いかけまわすようになったのです。
そして、家族の姿が見えなくなるとパニックになり、鳴き続ける。
とにかく飼い主の上に乗ったまま離れないのです。
飼い主が立つと下から爪を使って、よじ登り肩に乗る。
いくら肩から降ろしても諦めない猫さん、可愛いいけど…困りますよね。
猫の分離不安症ってなあに?
<分離不安の症状>
- 落ち着きがなくウロウロする
- 大声で泣き叫ぶ、遠吠えのように鳴く
- 物を落とす、壊す
- 噛み付く、引っ掻く
- 嘔吐、下痢あるいは便秘
- 元気、食欲の低下
- 自傷行為、過度なグルーミング
- 不適切な場所での排泄
- 飼い主から離れない、もしくは、姿が見えないと不安がる。
参考URL https://dictionary.petsallright.net/archives/5420
病院で、かなり重症の分離不安といわれたたまちゃん。
筆者が飼っていた猫さん達は、こんな症状がなかったので、初めてのパターンで悩みました。
たまちゃんは、実家の猫だし私にとっても可愛い愛すべき猫さんである。
この状態を改善させないと、お互いに大変なのだ。
分離不安症になる原因はなんだろう
私なりに簡単にまとめてみました。
- 猫を溺愛しすぎる
- 1匹だけでお留守番する環境に慣れていない
- 子猫の時から、人間に飼われている
- 飼い主さんとの絆が深すぎて、自分の親だと思っている。
- 生まれつきの性格が関係している(甘えん坊)
この条件に当てはまる猫さんが、なんらかの理由で飼い主さんとの時間が減った。
もしくは、飼い主さんと会えなくなった。
たまちゃんの場合は、目の開かない時に父が拾ってきた猫さんです。
寝る時も起きる時も、一緒でした。
たまちゃんを見ると、膝に乗せて幸せそうにしていた頃の父を思い出します。
私の考えは、溺愛オッケーだと思いますが甘やかすのはNGですよ。
溺愛を受け入れてくれる猫さんならば、嬉しいのですが、大抵の猫さんは自立して、ツンデレです。
大好きな飼い主さんが亡くなってしまったら、どの家ねこさんでも普通に不安になるのではないでしょうか?
いくら待っても、会えないのだから・・・・
分離不安症を改善させるには?
- 猫をかまいすぎない(ねこさんの性格による)
- 少しずつ距離をおく
- 猫が安心してお留守番できる環境を整える
- お気に入りのオモチャを置いていく
- 外から帰ったら、いっぱい遊んであげる(猫さんが望むならば)
- 相性の良い猫さんをもう一匹飼う
分離不安を改善させるには、猫さんの性格をまず先に考えたほうがいいかもしれません。
たまちゃんの場合は高齢で、自分を人間だと思っています。
今まで一緒だった飼い主さんが居なくなったので、分離不安症を発症してしまいました。
甘えん坊で寂しがり屋のたまちゃんには「少しずつ距離をおく」がNGワードでした。
そっと寄り添ってあげよう
人間と同じで猫さんも不安になったりするのですね。
猫さんの問題行動が多くなった時、何が起こっているのか考えてみましょう。
病気がそうさせているのかもしれません。
まず、病院にいって検査をしてもらう事をオススメします。
体に異常がなく精神不安の場合、愛情をかける事によって改善される事が多いです。
たまちゃんの場合は、いっぱい抱いてあげて愛情を注ぐ事によって改善されました。
いつまでも幸せな愛猫との生活を楽しめるといいですね。
この記事を書いた人:たまちゃんさん