ウシガエルについて

ウシガエルとは

皆さん、ウシガエルをご存じですか？

現在は、日本全国に住みついているカエルで、「ブモーブモー」と言う牛のような鳴き声が特徴です。

ウシガエルは無尾目アカガエル科アメリカアカガエル属に属します。

原産はアメリカ東部で、大正時代に日本に移入しました。

なぜ日本に連れてきたかと言うと、「食用ガエル」にするためだったそうです。

当時は全国にカエル養殖場が広がり、冷凍肉を輸出していたとのことで、一種の産業になっていました。

当時養殖場から逃げ出した事や、屋外へ意図的に放逐した事で日本全国にウシガエルが住みつくようになったのです。

そして現在、ウシガエルは在来種を捕食し減少させる要因となり、「特定外来生物」に指定されています。

特定外来生物について

特定外来生物とは、外来生物法と言う法律で指定されている外来種のことです。

外来生物法と言うのは「特定外来生物による生態系等に関わる被害の防止に関する法律」です。

特定外来生物に指定された生物は輸入、運搬、販売、放出を禁じられています。

もちろん飼育も禁じられています。

ウシガエルは飼いたくても飼ってはいけない生き物です。

捕獲した生き物には要注意

特定外来生物ですが、環境省のホームページに全て記載してあります。

哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類だけではなく、虫や植物も指定されています。

植物も持ち帰ってはいけません。

知らずに持ち帰ってしまう事が無いように、一度ホームページをチェックしてみてください。

今日は特定外来生物について説明しました。

虫取りや野の植物を採取する人は気を付けてくださいね。

この記事を書いた人：しましま