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紀元前4000年のエジプト人
猫はいつから飼われているのでしょうか。
今回は、猫が飼われるようになった歴史を紹介します。
エジプト人が穀物をネズミから守るために、猫を飼い始めたのが最初だといわれています。
猫は神聖な動物として崇拝され、ミイラにされて埋葬されていました。
猫は地中海沿岸や中東に広まり、ローマ帝国やギリシャなどの文明に影響を与えました。
日本に猫が渡ってきたのは、奈良時代
奈良時代、遣唐使が中国から仏教経典とともにミケ猫を持ち帰りました。
寺院で、ネズミや虫から書物を守るために猫を飼いました。
平安時代には、宇多天皇が黒猫を愛したことが日記に記されています。
即位前から、よく面倒をみて大切に育てていたそうです。
猫がペットとして愛されるようになったのは、江戸時代
江戸時代、猫好きな文人や画家が猫を題材にした作品を残しました。
庶民の間でも猫が流行し、尾の長さや毛色などで品種分けされました。
その際、「猫の長いしっぽがヘビを連想させる」 「猫のしっぽに火がついて火事になった」ということがあるので、尾の短い猫が好まれました。
猫を飼う歴史は、古代エジプトから始まり、日本では奈良時代までさかのぼります。
猫は最初、ネズミ退治や書物保護の目的で飼われていました。
その後にペットとして愛されるようになりました。
猫と人間は、昔からウィンウィンの関係だったのですね。
この記事を書いた人:倉田麻依