血圧や心拍数の安定、免疫力向上など
猫は人間に癒しやリラックス効果を与えることが科学的に証明されていますが、それだけではありません。
猫と触れ合うことで、心身の健康にも様々なメリットがあるのです。
今回は、猫と触れ合うことで得られる健康効果について紹介します。
1. 血圧や心拍数が安定する
猫をなでたり、抱っこしたりすると、人間の脳内に「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンは、心身をリラックスさせてくれるだけでなく、血圧や心拍数を下げる効果もあります。
血圧や心拍数が高いと、動脈硬化や心筋梗塞などの心血管系の病気のリスクが高まります。
猫と触れ合うことで血圧や心拍数が安定すると、これらの病気の予防にもつながります。
2. 免疫力や自然治癒力が高まる
猫をなでたり、抱っこしたりすると、人間の脳内に「セロトニン」と「ドーパミン」という神経伝達物質も分泌されます。
セロトニンは、気分を安定させてくれるだけでなく、免疫力や自然治癒力を高める効果もあります。 免疫力や自然治癒力が高まると、感染症やアレルギーなどの免疫系の病気の予防や回復にも役立ちます。
ドーパミンは、快感や多幸感を得られるだけでなく、学習や記憶にも関係する物質です。 ドーパミンが分泌されると、脳の活動が活性化し、認知機能や集中力が向上します。
3. ストレスや不安が和らぐ
猫の鳴き声やゴロゴロ音にも癒し効果があります。
特にゴロゴロ音は、25~150ヘルツの低周波音で、副交感神経を優位にするはたらきがあります。
副交感神経が優位になると、ストレスや不安を感じていた気持ちが落ち着きます。
また、筋肉が柔軟になり、体温が上がって血圧が下がります。
ストレスや不安は、心身の健康に悪影響を及ぼします。
猫の鳴き声やゴロゴロ音を聞くことで、ストレスや不安を和らげることができます。
猫と触れ合うことで、癒しやリラックス効果だけでなく、心身の健康に様々なメリットがあることが分かりました。
猫は人間にとって、健康のパートナーでもあるのですね。
この記事を書いた人:倉田麻依